個体差による毛質の違い
私たち人間の髪は人によって様々な個性があります。直毛の人も入れば癖毛の人もいるし、量が多い人もいれば少ない人もいます。犬も毛がある動物ですから、同じように毛質の違いに個体差があります。
例えばプードルの場合ですと、毛がしっかり巻いていて毛量が多いことが一般的に良しとされてています。尚且つそれで身体の小さい子はペットショップで高値がついていますね。SNSで人気のわんちゃんもそういった子が多いかと思います。
飼い主さんからトリミングの参考画像を頂くことがあるのですが、あまりにも毛質と毛量が違いすぎている事があります。近づけるように努力はしますが、出来ることにも限界があります。どうにもならない事が何度もありました。技術不足だと言われればそれまでですが・・・・。
毛質によって犬に善し悪しがつくなんてオカシな話ですが、トリミングの仕上がりにかなり影響するのも事実です。他にも、耳の大きさやマズルの長さだってわんちゃんそれぞれ違います。同じ犬種だからといって全く同じ子はいません。私たち人間と同じですね。
バリカンを入れれば毛質が若干変わる事はありますが、やはり根本的なところまで変わるわけではありません。それぞれに合ったスタイリングを提案させて頂きますので、飼い主さんにもその子の個性を受け入れて頂ければと思います。
どのような見た目であっても、わんちゃんが何が悪いことをしたわけではありません。存在してくれるだけで可愛いはずです。あまり人間のエゴを押し付けない様にしていきたいですね。