犬のストレスサイン・まさかあの行動が!?
犬にも当然感情がありますが、人間の様に言葉や文字を持たないので、その表現方法は人間と大きく異なっています。私たち人間の感性で結びつかないような意味が隠されている事もありますが、今回はその中でもストレスを感じている時に出やすい行動を3つほど紹介したいと思います。 ※あくまでひとつの説だと思ってください。また、全てのわんちゃんが当てはまるわけではありません
『あくび』
トリミング中にあくびをしているわんちゃんは多いです。本当に眠くてそのまま寝ちゃう子もなかにはいますが、実はあくびがストレスを表すといわれています。また、しつけで叱った際等にあくびが出る事もありますが、これも同様でストレスを表現しています。あくびが出ると思わずリラックスしていると私たちは思ってしまいますが、わんちゃん達は逆で、自分を落ち着かせる手段としてあくびをしています。決してふざけている、やる気がないというわけではありません。
『人の顔をなめる』
これは基本的には愛情表現ですが、顔をなめる事によってストレスを表現している場合もあります。当店でもトリミング中に顔をなめてくるわんちゃんがいますが、それは「もうやめて」という意思表示だといえます。まるで喜んでいるかの様に見えますので、わんちゃんの本心は全く逆かもしれませんね。
『自分の寝床を掘ろうとする』
これは単に遊んでいる場合もありますが、延々と穴掘りをしている時はストレスを感じているかもしれません。単に運動が足りない、遊びが少ない、むしゃくしゃした結果穴掘りをしてストレスを発散しようとしています。掘る事で気持ちが落ち着くかもしれませんが、それは一時的なものなので散歩時間やお家での過ごし方に見直しが必要かもしれません。
犬の行動は可愛らしいものばかりですが、犬は決して飼い主を喜ばせる事ばかりしているわけではありませんし、「可愛い」行動の中にもストレスが隠れているかもしれません。犬は人間の様にわかりやすくストレスを表現してくれませんので、それを見つけてあげられるのは長い時間を過ごす飼い主さんだけです。わんちゃんの行動をしっかり見て、ストレスサインを見逃さない様にしてあげましょう。