プードルの特徴・かかりやすい病気についても
プードルは人気の犬種で、当店に来店されるわんちゃんの中でも一番多い犬種です。ペットショップでも一番多く見かけるのではないでしょうか。
毛色の種類はかなり多く、トリミングのスタイルも幅が広いです。シングルコートという被毛なので抜け毛もなく、大きさも3㎏前後から8㎏前後ぐらいなので室内で飼いやすいといえます。インターネットやペットショップの店員さんが性格の傾向について説明していますが、当店に来るプードルは本当に性格が様々で、あまり統一性がありません。大人しく全く動かない子もいれば元気に走り回っている子もいますが、一方でずっと吠えている子や少し触っただけで噛んでくる子もいます。みんな違ってみんな良い、と考えて飼うのが正しいと思います。もちろんそれがプードルに限った事ではありませんが。
プードルを飼う上で特に注意してほしい事が、日常の被毛のお手入れです。くるくるとカールした毛はブラッシングを怠るとすぐに絡まり、毛玉になってしまいます。そうなると除去するのに痛みを伴う場合もありますし、トリミングの時間も延びてわんちゃんの負担も大きくなります。サロンによっては追加料金をとる場合もあります。出来れば毎日ブラッシングしてあげるのが好ましいです。
プードルは耳が垂れているので、耳の中の通気性が悪く外耳炎になりやすいと言われています。耳の中が赤かったり痒そうにしていたら、なるべく早く病院へ行って診察してもらいましょう。重症化すると耳の中が膿んで悪臭を発し、治療にはかなりの時間を要します。
膝蓋骨脱臼(パテラ)という病気もプードルでは多いです。これは膝のお皿がずれて脱臼してしまう病期ですが、酷いと手術が必要な場合もあります。先天性と後天性がありますが、どちらにせよ大事な事は体重管理と安全な居住空間です。体重が増えると当然脚への負担は大きくなりますし、フローリング等ツルツル滑る上を普段から歩いているとこ同じく脚への負担がかかります。
プードルは飼いやすい犬種といえますが、決して何も考えなくていいわけではありません。そして可愛く着飾ることもいいですが、それ以上に健康に気をつけてもらいたいと思います。